基礎工事って何?代表的な「ベタ基礎・布基礎」について知ろう

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2021/02/10

基礎工事って何?代表的な「ベタ基礎・布基礎」について知ろう

基礎工事って何?代表的な「ベタ基礎・布基礎」について知ろう

マイホームを建てるとき、忘れてはならないことの一つが基礎について。地震対策として「建物の工法(在来工法や2×4工法など)」についてはよく調べる方が多いのですが、基礎工事については意外と盲点になっている方も多いです。マイホームが完成すると隠れてしまう部分ではありますが、基礎は建物の要。ぜひマイホームを建てるなら、基礎についても着目してみましょう。

そもそも「基礎工事」って何?

基礎工事は、地面と建物をつなぐ部分の工事です。「土台」と混同されやすいのですが、土台は基礎の上にのっている部分です。

基礎工事をきちんとしているかどうかで、建物の耐久性が変わります。どれだけ頑丈な建物をつくっても、その下の基礎がしっかりしていないと、ちょっとした地震で傾いてしまうなんてことになりかねません。特に地震が多い日本では、重要度が高いですね。

基礎工事にはいくつか種類があって、大きく「直接基礎(ベタ基礎・布基礎・独立基礎)」「杭基礎」に分けられます。軟弱な地盤には杭基礎が採用されますが、一般的な戸建住宅では「ベタ基礎」「布基礎」のどちらかが採用されることが大半です。

ベタ基礎の特徴

ベタ基礎は建物の底部全体を鉄筋コンクリートで固めるタイプの基礎工事です。「面」で支えるので荷重が分散され、一ヶ所に大きな負担がかかることがありません。現在、戸建住宅では、主にこちらのベタ基礎が採用されています。

・不同沈下を起こしにくい

ベタ基礎は、柱のない部分にまで基礎があります。もし家の面積が100㎡であれば、100㎡すべての範囲に基礎があるということです。建物を支える面積が広いので、地震の揺れにも強く、不同沈下(建物が斜めに傾くこと)を起こしにくいのが一つの特徴です。

・湿気やシロアリから建物を守る

ベタ基礎だと、建物の下の地面全体がコンクリートでおおわれていることになります。地面からの湿気が上がってきにくく、土台や床が腐食するリスクをぐっと下げることができます。また木造住宅では床下からシロアリが這い上がってきて、土台や柱といった部分に深刻な被害をもたらすことがありますが、ベタ基礎ならシロアリも入ってきづらくなります。

布基礎の特徴

同じ鉄筋コンクリートを使いますが、柱や壁がある部分の下だけ固めるのが布基礎。床部分もコンクリートで固めますが、ここに鉄筋は入っていないことが多く、厚みもベタ基礎の1/3程度です。ベタ基礎に比べると、地面深くまで鉄筋コンクリートを入れます。

・鉄筋コンクリートの使用量が少ない

ベタ基礎と比較すると、布基礎では使用する鉄筋コンクリートが少なくなります。掘削量も少なくて済むので、昔はよく「ベタ基礎のほうがコストが安い」と言われてきました。ただし最近はベタ基礎が主流となって、工務店もベタ基礎の施工に慣れてきています。見積りを見ても、あまりベタ基礎と布基礎で施工費用の差がつかなくなってきました。

・寒冷地や鉄骨ユニット工法に向いている

布基礎は「線」で支えるので、面で支えるベタ基礎に比べると、耐震は不利になることが多いです。ただし布基礎は、まったく使われなくなったわけではありません。

例えば北海道などの寒冷地では、基礎を深く掘る必要があります。そのため掘る面積が少なくて済む布基礎が使われることも多いです。

また鉄骨ユニット工法だと、柱の位置に大半の荷重がかかるので、線で支える布基礎がよく採用されます。

基礎工事の工程

①地盤調査

新築住宅の場合、まずは土地の地盤調査から。ベタ基礎だけでいいのか、地盤改良は必要なのかなど判断します。

②地縄張り

敷地のどの部分に建物をつくるのか、縄やロープで印をつけます。

③掘削工事

基礎は地面のなかに入れるので、その部分の土を掘ります。

④砕石敷き

堀った部分に砕石(石を細かく砕いたもの)を敷き詰めて、平らにならし固めます。

⑤捨てコンクリート打設

防水シートを敷いて、捨てコンクリート(強度には関係なく印をつけるためのもの)を流して乾燥させます。

⑥基礎をつくる

鉄筋を組んで、外周に組んだ型枠のなかにコンクリートを流し込みます。乾燥したら立ち上がり部分に型枠を組み、コンクリートを流し込みます。

型枠をはずして、いらないコンクリートの除去などの仕上げがおわったら完成です。

まとめ

基礎の形や工事のやり方は住宅会社によってさまざま。HAUS365では、耐震性や強度に優れた「ベタ基礎」を採用し、ていねいに施工しております。基礎の幅は150mmが基準で、しっかりと住宅を支えるつくりです。湿気やシロアリにも強く、住まいを長持ちさせます。基礎工事もとても大切な部分ですので、何か気になることがあれば担当者に気軽に聞いてくださいね。

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